「猿の部長」でマーケティングの勉強

これまで「竹内謙礼」さんと「青木寿幸」さんのビジネスノベルとして「会計天国」や「貯金兄弟」などの本を読んできました。

どれもビジネスの参考となりながら、小説としてもなかなか面白い本になっており、数日でよみ切っていました。

そんななか古本屋(すみません)で「猿の部長」を見つけたので、早速買って読んでみました。

「猿の部長」(PHP文庫)

この本はKindle Unlimitedでなかなか読み放題になってないんですよねー。

マーケテイングの理論だけではなく、実際のビジネスへの応用のヒントになるかも

タイトルだけみるとかなり奇抜な感じを受けますが、実際の内容もタイトルに違わず奇抜な状況になっています。

あることから主人公は猿が経済界を牛耳っている世界に入り込んでしまい、その世界の中で人間は、猿にいいように使われています。

そんな中で主人公はマーケティングのコンサルタントとして活躍し、ある会社で働いている5匹の猿の部長が担当している事業を、赤字やいきづまりの状態から黒字に次々に転換していきます。

その時に、マーケティングのいろいろな理論を駆使していくわけですが、その理論を展開するだけではなく、具体的なビジネスの施策におとしていきます。

とくにキツネザルが部長としてくる第4章の「新しい市場を自分たちで作る」は個人的に一番参考になりました。

自分がいま会社で担当しているサービスも、ただ今あるサービスを売っていくだけでは先がないと感じていましたので、今後、どうしていくべきかヒントになる部分があったと感じています。

また最後、主人公がある裏切りをされてしまうのですが、その後で自分としては考えてもいなかったどんでん返しがあり、小説としても楽しむことができました。

なにか仕事において、製品やサービスの拡販に行き詰まりを感じている方がいましたら、一度読んでみると参考になるかと思います。