Mac OS からParallels上のゲストOS(CentOS 8)にアクセスしてみた

前回、Parallels上のゲストOSからMacOS上のWebサーバにアクセスできることを確認しました。

そこで今回は、その逆、Mac OSからゲストOSにアクセスできるか確認してみました。

結論としては無事に接続できましたが、CentOS ではデフォルトで firewalld というホスト型のファイアウォールソフトがインストールされているらしく、そのソフトに穴を開けてあげる必要がありました。

1.ゲストOSのIPアドレスを確認

まずはゲストOS上で自身のIPアドレスを確認します。

私の環境では、”enp0s5″というのがインターフェイス名になっているようで、IPアドレスは”10.211.XX.XX”となっておりました。

ゲストOSのIPアドレス

2.Mac OS 上からゲストOSにとりあえずアクセスしてみる

先ほどのIPアドレスにpingを打ってみます。

すると以下のように問題なく応答が返ってきました。

ゲストOSにpingを打った結果(OK)

そこで今度はゲストOS上のWebサーバにアクセスしてみます。

するとなぜか、接続に失敗してしまいます。

ゲストOS上のWebサーバにアクセスした結果(NG)

3.ゲストOSのfirewalld設定を確認&変更

上記の現象が発生したので、ああダメなのかとすこし諦めかけていたのですが、CentOS(Linux)なのでHost型のファイアウォールが動作しているのではないかと思い立ち、調べてみました。

その結果、CentOS ではデフォルトでfirewalldというものが動作していることが分かってきました。

そこで以下のコマンドを実行し、現在のfirewalldの設定を確認してみました。

$ firewall-cmd --list-all

すると、実行結果の”services”や”ports”の部分を見ていただくと分かる通りhttpに関するサービスが許可されていないことが分かります。

firewall-cmd 実行結果

そこで以下のコマンドにより8443/tcpのポートに穴を開け、その結果を確認しました。

$ firewall-cmd --add-port=8443/tcp --zone=public

これにより、”ports”の部分に”8443/tcp”が追加されています。

firewall-cmd 実行結果

4.再度、ゲストOS上のWebサーバにアクセス

その後、再度、ゲストOS上のWebサーバにアクセスすると、無事接続することができました。

ゲストOS上のWebサーバに無事アクセス

これでMac OS上のアプリからゲストOS上のアプリを操作できるようになったので、いろいろ試して見たいとおもっております。