ブルートフォースやスプレイ攻撃を発見したときの調査方法をChatGPTに相談してみた

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以下、ChatGPTへの質問と答えです。

<質問1>
あなたはセキュリティのエキスパートです。ブルーとフォースやスプレイ攻撃のログを発見した場合に、調査すべきことをリストアップしてください。

ChatGPT

ブルートフォース攻撃やパスワードスプレー攻撃の痕跡がログで検出された場合、迅速に調査を行い、潜在的な脅威を特定し、対応することが重要です。以下に、調査すべき事項をリストアップします。
1. 発生日時の特定

攻撃が発生した正確な日時を確認し、攻撃の期間を把握します。攻撃が連続的に行われているのか、特定の時間帯に集中しているのかを分析します。

2. 対象ユーザーアカウントの特定

攻撃対象となったアカウント(ユーザー、管理者など)を特定します。特に攻撃が特定のユーザーに集中している場合、そのユーザーが標的になっている可能性があります。

3. 攻撃元のIPアドレスと地理的位置

攻撃が発信されたIPアドレスを調査し、地理的に異常な場所からのアクセスがあるか確認します。不正アクセスの可能性がある場合、同一IPからの他の試行も確認します。

4. 失敗したログイン試行回数

ログイン失敗回数を分析し、通常の使用パターンと比較します。異常に多いログイン失敗はブルートフォース攻撃やパスワードスプレー攻撃を示唆します。

5. 成功したログイン試行の確認

失敗したログイン試行の後に成功したログインがないか確認します。不正な成功ログインは、攻撃者がアクセスに成功した証拠です。

6. 対象システムの種類

攻撃が試みられたシステムやサービス(例: Azure AD、VPN、メールサーバー)を確認します。特定のシステムやサービスに対して攻撃が集中しているかどうかを把握します。

7. 異常な行動の有無

攻撃後、対象アカウントやシステムで不審な動作がないか確認します。例えば、データのダウンロードや権限のエスカレーションなどの行動が見られる場合は、侵害が成功している可能性があります。

8. MFA (多要素認証) の状況

MFAが有効になっているか確認し、MFAによる追加認証が成功したか、または失敗したかを調査します。攻撃がMFAを回避した痕跡がないかも確認します。

9. 同一IPやアカウントに対する過去の攻撃履歴

同一のIPアドレスやアカウントに対する過去の攻撃履歴を確認し、継続的な攻撃キャンペーンの一環かどうかを判断します。

10. 関連するアラートの確認

SIEMやEDRなどのセキュリティツールが他のアラートを生成していないか確認します。特に、不正なログイン、エクスプロイト、異常な権限変更などのイベントが発生していないかを確認します。

11. 攻撃の拡散状況の確認

攻撃が特定のアカウントやIPに限定されているか、他のシステムやネットワークにも波及しているかを確認します。攻撃が広範囲に拡大している場合、さらなる調査と対応が必要です。

12. ログの整合性と削除の有無

攻撃者が証拠隠滅を図ってログを削除したり改ざんしたりしていないかを確認します。ログが欠落している場合は、攻撃者が侵入後にログ削除を行った可能性があります。

13. 攻撃手法の確認

ブルートフォース攻撃やパスワードスプレー攻撃の手法を特定し、例えば使用されたパスワードリストやリクエストのパターン(ランダムなのか、辞書攻撃なのか)を分析します。

これらの調査項目を元に、攻撃の詳細を解明し、適切な対応策(パスワードリセット、IPブロック、追加の監視強化など)を講じることが重要です。

<質問2>
アクセス元の調査やアカウント情報の流出などもSOC業務として調べる必要はありますか?

ChatGPT

はい、アクセス元の調査やアカウント情報の流出についても、SOC(Security Operations Center)業務の一環として非常に重要な調査対象です。これらの要素は、攻撃の範囲や影響を特定し、適切な対応を迅速に行うために不可欠です。具体的には以下の点に注目する必要があります。
1. アクセス元の調査

IPアドレスの詳細調査: 攻撃元のIPアドレスを詳細に調べ、攻撃が発信された場所を特定します。特定の国や地域からのアクセスが通常と異なる場合、それが正当なものかを判断します。
利用できるツール: IP情報の地理的なロケーション解析ツール(GeoIP、WHOIS、Threat Intelligence Platformなど)。
IPアドレスのブラックリスト確認: 攻撃元IPが既に悪意あるIPとして知られているかを確認します。多くのセキュリティベンダーが提供するブラックリスト情報を使用して確認可能です。
プロキシやVPNの使用確認: 攻撃者がプロキシやVPNを使ってアクセスを偽装している場合があるため、その兆候がないか調査します。多くの場合、同一IPから地理的に離れた場所での複数のアクセスが見られる場合、プロキシやVPNの使用が疑われます。

2. アカウント情報の流出確認

アカウント流出リストとの照合: 近年流出したアカウント情報リストと照合し、攻撃に使用されたアカウントが以前の流出データに含まれていないかを確認します。これにより、攻撃者が外部の流出データを使用してブルートフォースやパスワードスプレー攻撃を試みたかどうかが分かります。
利用できるツール: Have I Been Pwned、SpyCloud、セキュリティベンダーの提供する流出データベース。
ダークウェブでの確認: ダークウェブ上でのアカウント情報の売買や流出の兆候がないか確認します。SOCチームがダークウェブ監視ツールを利用して、特定の組織に関連するアカウント情報が流出していないかを定期的に確認することも有効です。

3. 異常なアクセスパターンの確認

アクセス時間の分析: アクセス時間帯が通常の業務時間外やユーザーの通常の活動パターンと異なる場合、不正アクセスの可能性が高まります。このような異常な行動をログから検出し、追加の調査を行う必要があります。
異常なデバイスやブラウザの確認: ユーザーが通常使用しないデバイスやブラウザからのアクセスがないかを確認します。ユーザーのデバイスプロファイルが一致しない場合、攻撃者による不正ログインが疑われます。

4. 不正アクセス後の動作確認

権限昇格や異常なアクション: 攻撃者が不正アクセス後に権限昇格や機密データへのアクセスを試みていないか調査します。これは、ブルートフォース攻撃やパスワードスプレー攻撃が成功した後の行動として重要な兆候です。
データのダウンロードや送信: 大量のデータが不正にダウンロードされたり、外部に送信された形跡がないか確認します。特にクラウドサービスやファイル共有システムに異常がないかをチェックします。

5. 内部の協力者の有無の確認

内部アカウントの不正利用: アカウントが内部の協力者や悪意ある内部者によって不正に使用されている可能性も考慮します。この場合、内部のアクセス履歴や異常行動を綿密に調査し、アカウントの利用状況を確認します。

6. MFA(多要素認証)バイパスの確認

MFA設定の確認: 攻撃されたアカウントに対してMFAが設定されていたかどうかを確認し、MFAがバイパスされた可能性がある場合、その詳細な方法を調査します。MFAが有効にもかかわらず不正アクセスが成功している場合、セッションハイジャックやフィッシング攻撃が疑われます。

7. 攻撃の持続性確認

継続的な攻撃パターンの確認: 攻撃が単発ではなく、断続的に続いている場合、攻撃者が組織の防御を探っている可能性があります。定期的に類似の攻撃が行われていないかログを確認し、攻撃の継続性を確認します。

8. 他システムへの影響の有無

横展開の確認: 攻撃が他のシステムやアカウントに影響を及ぼしていないか確認します。ブルートフォース攻撃やパスワードスプレー攻撃が成功した場合、攻撃者がさらに他のシステムへアクセスを拡大している可能性があるため、異常な動作を確認する必要があります。

これらの調査項目は、SOC業務における包括的な調査の一部であり、迅速かつ的確な対応が求められます。攻撃の全体像を把握し、必要に応じてインシデント対応チームや法的機関と協力することが、組織のセキュリティ強化に繋がります。

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