前回、Parallels上のゲストOSからMacOS上のWebサーバにアクセスできることを確認しました。
そこで今回は、その逆、Mac OSからゲストOSにアクセスできるか確認してみました。
結論としては無事に接続できましたが、CentOS ではデフォルトで firewalld というホスト型のファイアウォールソフトがインストールされているらしく、そのソフトに穴を開けてあげる必要がありました。
1.ゲストOSのIPアドレスを確認
まずはゲストOS上で自身のIPアドレスを確認します。
私の環境では、”enp0s5″というのがインターフェイス名になっているようで、IPアドレスは”10.211.XX.XX”となっておりました。
2.Mac OS 上からゲストOSにとりあえずアクセスしてみる
先ほどのIPアドレスにpingを打ってみます。
すると以下のように問題なく応答が返ってきました。
そこで今度はゲストOS上のWebサーバにアクセスしてみます。
するとなぜか、接続に失敗してしまいます。
3.ゲストOSのfirewalld設定を確認&変更
上記の現象が発生したので、ああダメなのかとすこし諦めかけていたのですが、CentOS(Linux)なのでHost型のファイアウォールが動作しているのではないかと思い立ち、調べてみました。
その結果、CentOS ではデフォルトでfirewalldというものが動作していることが分かってきました。
そこで以下のコマンドを実行し、現在のfirewalldの設定を確認してみました。
$ firewall-cmd --list-all
すると、実行結果の”services”や”ports”の部分を見ていただくと分かる通りhttpに関するサービスが許可されていないことが分かります。
そこで以下のコマンドにより8443/tcpのポートに穴を開け、その結果を確認しました。
$ firewall-cmd --add-port=8443/tcp --zone=public
これにより、”ports”の部分に”8443/tcp”が追加されています。
4.再度、ゲストOS上のWebサーバにアクセス
その後、再度、ゲストOS上のWebサーバにアクセスすると、無事接続することができました。
これでMac OS上のアプリからゲストOS上のアプリを操作できるようになったので、いろいろ試して見たいとおもっております。
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