Active Directory DSを利用せず Entra IDのみで Azure Virtual Desktop(AVD)を作成してみた

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無料ライセンスの範囲で AVD の構築まで実施できたので、ここに記録しておきます。

Azure Virtual Desktop をデプロイする
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-desktop/deploy-azure-virtual-desktop?tabs=portal

AVD作成のポイント

なお、一度AVDを作成してみて、これだけは事前の準備が必要と感じたポイントを挙げておきます。

<無償ライセンスでAVDを作成するポイント>
・Microsoft 365 Business Premium 試用版ライセンスを手配する
・上記ライセンスをAzureにログインするアカウントに割り当てる
・ホストプール作成の際にエラーが発生したら以下の対応をしてみる
  - 仮想マシンのサイズを「Standard B1s」に変更する
  - エラー発生時に作成されたワークスペース、アプリケーション、ホストプールを全て消してみる
  - 消したあと、10分程度は再作成までに時間を空ける
  - プレフィックス名をエラー発生時のものとは別にしてみる

AVD作成手順

なお、具体的な作成手順は以下の通りです。

1.Azureのアカウントに Microsoft 365 Business Premium 試用版ライセンスを割り当てる(AVD を作成するにはこのライセンスが必要っぽい)
2.Azureでリソースグループを作成する
3.リソースグループの中に仮想ネットワークを作成する
4.仮想ネットワークの中にホストプールを作成する
5.セッションホストの認証を設定する
6.アプリケーショングループにユーザを割り当てる

なお、私の場合4.でホストプールの作成を実行させた際に、「vmCreation-linkedTemplate」のエラーが発生してこずったのですが、以下の通り仮想マシンのサイズを「Standard B1s」に変更することでうまくいきました。(無償ライセンスだとこのサイズしかつかえないみたいですね。)

ホストプール作成時の仮想マシンサイズ(Azureダッシュボード)

参考サイト:
・Microsoft 365 Business Premium 試用版ライセンスの発行方法について(NOBTAの気ままにITブログ)https://www.nobtak.com/entry/wvd01
・【ハンズオン】Microsoft EntraIDを利用して検証用Azure Virtual Desktopを構築(Youtube – かとたつ)https://www.youtube.com/watch?v=Yf0GpzGH0jM&t=2343s


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