「投資ミサイル」で資産投資の勉強

またまた竹内謙礼さんの本ですが、PHP文庫から販売されている「投資ミサイル」を読んでみましたので、その感想を書きたいと思います。

実はこの本、私は一度半年前くらいに読んだことがあるのですが、その時は、中盤の難しい投資理論についていけず、途中で投げ出していました。

しかしながら、先日、「猿の部長」を読んで、とてもいまの仕事に役に立ちそうなマーケティングの考え方が勉強できたので、あらためてこちらの本も読み直してみることにしました。

物語を読んでポートフォリオ理論が身に付く

この本はサブタイトルに「今度こそ最後まで読める」と書かれていますが、冒頭でも書いた通り、私は初回、最後までよむことができず、このポートフォリオ理論のあたりで挫折しました。

しかしながら株式について興味深い記述があったことは覚えており、久しぶりに再度読んでみることにしました。

今回も途中の細かい部分は読み飛ばしてしまいましたが、ポートフォリオ理論について書かれている部分では、リスクを低く押さえながら株式投資を行う理論だと理解しました。(ちょっとちがってたらすみません。)

具体的には以下の3つをバランスよく(本の中ではβの変数を使って、それぞれがうまくリスクを補完しあう形)で投資するのが良いようです。

・TOPIX
・国債
・銀行の定期預金

なおTOPIXとは東京証券取引所に上場している投資信託の1つで、ETF(Exchange Traded Found)と呼ばれているようです。

このTOPIXは年率6%と言われており、プロの投資家でもなかなかこの年率を超えることはできないというのは驚きです。

一方で国債や銀行の定期預金は費用に安定(リスクが低い)しており、これらを組み合わせるのがベストらしいです。

この辺りは、再度本を読み返したり、いろいろな情報を他の本やインターネットから集取し、さらに勉強していきたいと思います。

人間が陥りやすいプロスペクト理論

このプロスペクト理論、この本で初めて聞く言葉だったのですが、説明を見て少しショックを受けました。

この理論の説明の1つに「株に投資して少し値上がりすると、もっと儲かる可能性があるにもかかわらず、利益を確定する為に売ってしまう」というのがあるようです。

これはまさに私が昔ビットコインに投資した時を思い出させました。

そのとき私は、1ビットコイン が50,000円くらいのときに1ビットコインだけ購入していました。
そして、それからしばらくしてそれが約3倍の150,000円くらいになり、大急ぎで円に換金しました。

ところがみなさんもご存知の通り、その後はさらに値上がりして今は4,000,000円以上の価値になっています。

その他、ためになる話がもりだくさん

以上のような株の話以外にも、不動産への投資の考え方や、なぜ駐車場の無料にしているお店があるのかなど、投資の役にたったり、ビジネスの戦略がこの本にはちりばめられています。

気になった人は書店で手にとってみるといいと思います。

<参考文献>

ETFとは(シンプレクス)
https://www.simplexasset.com/etf/column/001.html

ETFのおすすめ銘柄を解説! (FISCO)
https://fisco.jp/media/etf-best/#日経225連動型のetf