Affinity Photoで今後使ってみたいテクニック(雪を降らせる、その1)

YouTubeなどを見ているとAffinity Photoをつかったテクニックをいろいろ紹介していましたので、自分でもできるかいろいろ試してみています。

その中で今回は、以下のように砂漠に雪を降らせる操作をしてみました。(若干、手抜きなのでイマイチな感じになっていますが、許してください。)

雪のブラシを作成&ぼかしをうまく使うのがポイント

今回はオリジナルのブラシを作成するという荒技?になります。また、次回の説明になりますが、複数のぼかしをうまく使わないと、やわらかい雪の感じはでてきません。(私もまだまだですが。。。)

1.雪の元となるjpegを作成する

500px × 500px程度で新規にドキュメントを作成し、以下のように大きさのことなる円を作成します。

そしてこれを[command]+[shift]+[option]+SでJPEGに書き出します。

今回は、snow.jpg という名前で書き出しています。

2.snow.jpg を新規強度ブラシとして取り込み

下図のとおり、Affinity Photoの右上にある4本線(赤矢印部分)をマウスでクリックし、表示されたメニューから「新規強度ブラシ」を選択します。

すると、以下のようにFinderが表示されますので、先ほどのsnow.jpg を選択します。

snow.jpg を選択後、下図の「ブラシ」タブを開き、一番下までスクロールさせると、snow.jpg をベースにしたブラシが作成されています。

なお、このままだと雪はかけない(雪が線のように繋がってしまう)ので、このブラシを右クリックして、「ブラシの編集…」を選択します。

すると、以下のようにブラシのダイアログが表示されますので、「一般」タブにて赤枠で囲った部分を調整し、ブラシでなぞったときに雪どうしがつながらないようにします。

ただし、これだけだと同じパターンの雪が描画されるだけですので、次に「ダイナミクス」のタブを開き、赤枠部分を「ランダム」に設定した上でチューニングします。
これで雪の間隔や方向、強弱をランダムにしながら描画することができるブラシが出来上がります。

これで「閉じる」ボタンを押すと、以下のように雪のブラシが取り込まれているのが確認できると思います。

この雪のブラシを選択し、ブラシの色を白にして、ブラシ[b]で画面をなぞってもらうと、白い雪がランダムに画面上に表示されます。

ただし、このままだとあまりにもゆきの粒がはっきりしてしまうので、ぼかしをつかって、雪のやわらかい感じと動いている感じを出す必要があります。

ちょっと、ページが長くなってしまったので、続きは別の原稿で説明させていただくつもりです。(Youtubeを見てもらってもいいですが。。「affinity snow」で検索すれば出てくると思います。)

Affinity Photoで今後使ってみたいテクニック(写真の融合)

YouTubeなどを見ているとAffinity Photoをつかったテクニックをいろいろ紹介していましたので、自分でもできるかいろいろ試してみています。

その中で今回は、以下のように2枚の写真を自然に融合させる方法を試してみました。

マスクの仕組みを理解するのがポイント

複数の写真を融合させるには、マスクの仕組みを理解するのがポイントになります。

1.融合させる1枚目の写真を読み込み

[command]+Oで1枚目の写真を読み込ませます。

2.融合させる2枚目の写真を読み込み

1枚目と同様に2枚目の写真を読み込ませます。

3.上位レイヤ(2枚目)をマスク

以下の様に、右側のペインから「レイヤーのマスク」を選択します。そうすると四角で囲ったように、上位レイヤに対してマスクがかかります。

4.グラディエーションツールでマスクにグラディエーションをかける

以下のとおり左のアイコンから「グラディエーションツール」を選択し、3.で作成したマスクにグラディエーションをかけます。

これで、上位レイヤーの写真が右下に行くほど薄くなりますが、まだ中途半端です。
これは、よく見ていただくとわかりますが、点線の中の線の右端の丸の中が黒ではなく灰色になっている為です。

5.マスクの灰色を黒にする

そこで、以下の通り赤矢印で示した右端の丸を選択し、青矢印で示してように(ちょっとわかりづらいですが。)黒を選択すると、綺麗に融合されます。
(右側のペインのマスクレイヤを良く見ていただくと、左上から右下にかけて、徐々に色が白から黒に変わっているのがわかると思います。)

マスクは黒色に近づくほど写真を透明にしていくと理解すれば、いろいろ応用できそうですね。

Affinity Photoで今後使ってみたいテクニック(ライトビーム)

YouTubeなどを見ているとAffinity Photoをつかったテクニックをいろいろ紹介していましたので、自分でもできるかいろいろ試してみています。
その中で今回は、以下のように写真にライトビームを入れる方法を試してみました。

以外と簡単、ライトビーム

1.メニューからハイライトを選択

ライトビームを作りたい画像を読み込んだ後、メニューから[選択]-[諧調範囲]にて、「ハイライトを選択」を選べます。

メニューから[ハイライトを選択]を選ぶ

すると下図のように背景の明るい部分が選択されます。(斜め線が入っているところです。)

ハイライト(もっとも明るい部分)を選択中の様子

2.ハイライト部分を別レイヤにコピー

この後、選択されたままの状態で[command]+[J](レイヤーのコピー)と[command]+[d](選択の解除)を連続して押してください。

3.ズームボカシの設定

その後、メニューから[フィルター]-[ズームぼかし]を選択してください。

メニューから[ズームぼかし]を選択

すると、写真の中央から光の線が表示されますので、右下にポップアップした設定画面にて値を調整し、線の強さを決めてください。(この値はキーボード からも設定できます。700pxくらいがよさそうです。)

ズームぼかしを700pxに設定したところ

この後、写真の少し外側(以下の例では左上の方)をマウスでクリックすると、そこから光が発生しているように表現されます。

写真の少し外側(矢印部分)をクリックしたところ

この後、ズームぼかしの設定画面にて[適用]ボタンを押してください。

以上でライトビームの作成が完了しました。もし登山などで写真をとって、すこしインパクトをつけたいとおもったら、この加工をしてみると良いと思います。

Affinity Designerで出来て Photoで出来ないことは無い?(テキストパス)

初めてAffinityを触る人は、PhotoとDesigner でほぼ同じようなことができるように見えるので、どちらを買ったらいいか分かりづらいと思います。

実は大概の機能はPhotoで実現できる

もちろん、ベクターとラスターの違いはありますが、それ以外、一見、Photoではできない?と思っていても、実は大概のことはPhotoでできるみたいです。
そこで、今回はDesignerで実装されている「テキストパスに変換」で曲線の形に沿って文字を配置するのと同じようなこをとPhotoで実施してみたいと思います。

メッシュのワープツールで文字列を曲げる

Designerでは曲線を描画した後、それを「テキストパスに変換」することで、文字を波に漂うように配置できますよね。Photoでも少し頑張れば実現可能です。
以下、実現イメージです。

このやり方は以下のとおりです。

1.アーティスティックテキストツールで文字を書く

アーティスティックテキストツール

2.メッシュのワープツールを選択

文字を書いた後、左のツールアイコンからメッシュのワープツールを選択すると、書いた文字列の周りに四角い枠が表示されます。

メッシュのワープツールを選択

3.四角い枠を摘んで変形

2.で表示された枠をマウスで摘むと、四角の枠の形が変形し、それに伴って文字列も変形します。

メッシュのワープツールで文字列を変形せたところ

4.枠の真ん中をクリックし、文字の形を調整

枠の横線、もしくは縦線の真ん中をマウスでダブルクリックすると、中央に線が現れ、文字の歪みを調整することができます。

上辺真ん中をダブルクリックして、真ん中に縦線が現れたところ
枠の左側真ん中をダブルクリックして、真ん中に横線が現れたところ

どうでしょうか?Affinity PhotoでもDesignerとおなじように曲線にそった文字を書くことができました。
なおこれをやっていて気になったのが、文字の荒さが出てしまうことですね。その点、Designerはどれだけ文字の形をいじってもベクターなので荒さが出てこず、やっぱりDesignerもあるといいなあ、と思ってしまいました。

Affinity Designerで出来て Photoで出来ないことは無い?(排他的論理和)

初めてAffinityを触る人は、PhotoとDesigner でほぼ同じようなことができるように見えるので、どちらを買ったらいいか分かりづらいと思います。

実は大概の機能はPhotoで実現できる

もちろん、ベクターとラスターの違いはありますが、それ以外、一見、Photoではできない?と思っていても、実は大概のことはPhotoでできるみたいです。
そこで、今回はDesignerで実装されている「排他的論理和」の機能をPhotoで実施してみたいと思います。

排他的論理和による文字でのくり抜き画像

Designerの場合は、[排他的論理和]のワンボタンでできますが、Photoの場合も頑張ればできるようです。
以下にやり方を記載しておきますが、もっと効率的なやり方がありそうな気がします。

1.文字でくり抜きたい背景画像を配置

[ファイル][開く]から好きな画像を開く

2.四角い図形をその上に描画

図形ツールで画像の上位レイヤーとして長方形を作成

3.文字をその上に追加

さらにその上に、アーティスティックテキストツールを使用し、文字を書きます

4.背景画像をコピーし、文字レイヤーの下に組み込む

ここはちょっと説明が必要ですが、まず、最下位レイヤーの背景画像を選択したあと、[command]+J でコピーし、それを摘んで文字レイヤーの下に従属させます。

画像をコピーして文字にぶら下げるのがミソ

いかがでしょうか?もし「排他的論理和」を使いたいが為に Designerの購入を検討している場合には、参考になるかと思います。

なお、もっとこんないいやり方があるよ〜という方はぜひ教えていただければと思います。

Photoshopと比較しても遜色ないAffinity Photoが今なら50%引とお得

最近、ブログを立ててからWebバナーをつくりたいなーと思いながらいろいろツールをさがしていました。
フリーのツールやWebサービスも調べて見ましたが、やはりPhotoshopには敵わないかとおもっていましたが、Photoshopの難点は値段が高いところです。月額980で使えるサブスクもありますが、年契約なのでやはり1万円越えです。
そうこういろいろ悩んでいたところ、よさそうなのがありました。Affinityシリーズ。これは買い切りでしかもPhotoshopより使いやすそうです。

いまなら3,060円と定価の半額。しかも買い切り。

どうも今のコロナウィルスで仕事が減っているデザイナーさんのことを考えて、通常の半額の値段で提供されているようです。
もともの6,000円くらいなのにも関わらず、さらにその半額です。Apple Storeからもこの値段で買えてしまいます。

AffinityにはPhotoとDesignerという似たような製品がありますが、いろいろ調べているうちに、写真編集がメインならPhotoだけで十分そうです。

1.ノイズ除去が簡単にできる

夜景の写真を撮影すると、どうしてもノイズが乗ってしまいますよね。そのノイズをほぼワンタッチで除去できてしまいます。
[フィルター]-[ノイズ]から[ノイズ除去]を選ぶだけです。

2.画像の切り抜きも簡単

画像の中からカエルさんだけを切り抜くのも簡単です。左のメニューアイコンから[選択ブラシツール]を選ぶだけです。
余計なところまで選択してしまったら、左上のモードを[除外]にすることで、選択外にすることもできます。

選択ブラシツール

3.赤目も簡単に修正できる

フラッシュを焚いた時に発生してしまう赤目も簡単に直せます。左のメニューアイコンから[赤目除去ツール]を選択し、赤目の部分を囲むだけです。

4.不要なオブジェクトを消すことも楽々

以下の写真の赤いコーンなども、左のメニューアイコンから[インペインティングブラシツール]を選択し、赤く塗りつぶすことで簡単に消し去ることが可能です。

Web用のバナーや写真編集ならこれ1本で十分

このAffinity Photoがあれば、Web用の画像編集が簡単にできて、文字の入力もできてしまうので、本格的なデザイナーさんでない限り十分な気がします。
なお、Photoといいながら、文字の編集もかなりいろいろできそうなので、もう少ししらべてみたいと思っています。