Office365無償期間終了後に月額契約に移行する方法

以前、Excelを自宅のPCで少し触ってみたくて、Office 365 の無償期間(1ヶ月間)を利用していたのですが、その後、数ヶ月経って、再度Excelを使ってみたくなった為、Office 365 Personalのサブスクリプションを購入することにしました。

しかしながら、今回もそんなに長く使い続けることは想定していない為、費用を抑える為にデフォルトの1年契約ではなく、1ヶ月契約としましたので、その時の操作手順を記載しておきます。

Office 365 Personalよりお得なサブスクリプションとして、海外などではOffice 365 Familyというものがあり、そちらはもっと安くて、しかも家族で使えるらしいので、気になる方は、Personalを契約する前に調べてみるといいかもしれません。

デスクトップアプリからサブスクリプション契約

無償期間中に自分のPCにアプリをインストールしていたので、そのアプリからサブスクリプション契約を開始する方法を記載します。

1.Excelのデスクトップアプリを起動

無償期間中のインストールしておいたExcelを起動すると、下図の左下のように「ライセンス認証」ボタンが表示されますので、それをクリックします

Excelアプリ

以下のようなポップアップが表示されますので、「Officeを購入」ボタンを押します。

2.Microsoft 365の購入サイトで月額契約を選択

その後、Microsoft 365の購入サイトがブラウザで開きますので、その画面からMicrosoft 365 Personalの「1ヶ月あたり¥1,284で購入」をクリックします。

この時に「今すぐ購入」を押してしまうと1年契約で進んでしまいますので注意してください。

Microsoftサイト

この後、以下の図のようにしつこく「年払い」を勧められますが、かまわず「月払いプランを続ける」を選択します。

最後に、クレジットカード情報を入力して「申し込む」ボタンを押すと購入完了です。

Microsoftサイト

購入が完了すると、以下の画面が表示されます。

Microsoftサイト

3.アプリからMicrosoftにサインインして有効化

月額契約が完了したら、Excelで「ライセンス認証」ボタンを押した時に表示される以下のポップアップに戻って、「officeは購入済みですか?サインイン」をクリックします。

サインイン画面が表示されますので、先ほど月額契約を行ったときのアカウントでログインします。

最後に以下のポップアップが表示されて、Office 365を1ヶ月間利用できるようになります。

Excelから「ライセンス認証」のボタンが消えていますね。

これで、Excelが利用できるようになったので、VBAなどを試してみたいと考えています。

Office 365 SoloのExcelでガントチャートの作成(その2:予定+実績線)

前回、「条件付き書式設定」を使って、予定線のみのガントチャートをExcelで作成する方法をご紹介しました。

http://k2-ornata.com/office-365-solo_excel_guntchart

しかし、実際にプロジェクトで使用する際には進捗管理をする必要があると思いますので、今回も「条件付き書式設定」を使用し実績線を入れていきたいと思います。

対応中の作業は黄色、完了した作業は灰色にする

今回、最終的に目指す「条件付き書式設定」の姿は以下の通りです。

  • 対応中のタスク・・・進捗度合いを黄色線で表現
  • 対応が完了したタスク・・・予定線を灰色ですべて塗り潰し

1.対応中のタスクを黄色線で表現

この時、「条件付き書式設定」に設定した数式は以下の通りです。

=AND($E4>0,$E4<1,G$3>=$C4,G$3<=$C4+($D4-$C4)*$E4)

【数式の解説】
・$E4>0,$E4<1・・・進捗度が0〜100%の間の時
・G$3>=$C4・・・3行目の日付が開始日以上の時
・G$3<=$C4+($D4-$C4)*$E4・・・3行目の日付が(開始日+(終了日-開始日)×進捗度)以下の場合(進捗度が100%=終了日)

2.対応完了のタスクの予定線を灰色で塗りつぶし

この時、「条件付き書式設定」に設定した数式は以下の通りです。

=AND($E4<>0,G$3>=$C4,G$3<=$C4+($D4-$C4)*$E4)

【数式の解説】
$E4<>0・・・進捗度が0以外のとき(これを書かないと予定線の最初の週がすべて灰色になってしまう)
※”以外”をExcelでは”<>”で表現するというのを初めて知りました。
(残りの数式は対応中のタスクと一緒です)

3.実績線の完成

以上の条件付き書式設定を予定線より前に組み込めば完成です!完成イメージは以下の通りです。

数式のところはもっとスマートなやり方があるかもしれませんので、みなさんも考えてみてください。

Wordで「新しいアウトラインの定義」を使いこなす

Wordは昔から使っていますが、いまでもよくわからないのが新しい「リスト」の作成だったりします。(赤枠のところから作成できます。)

リストって何?って感じの人も多いと思いますが、下の赤枠で囲った部分がリストと呼ばれているもので、最初からいくつか用意されています。

でもこれ以外のパターンのリストを作成したいってこと、よくありますよね。

また、もうひとつどうもよくわからないのが、このリストと青枠でかこった部分(見出しスタイル)の関係です。
(デフォルトの状態だと青枠の「見出し1」を押しても、赤枠の「現在のリスト」のように「1.」とならない。。。)

これが使いこなせれば便利そうなんだけど、いろいろ調べてもどうもわかりづらい、ということで今回そのやりかたをまとめてみることにしました。

あたらしいリストを作成する

あたらしいリストを作成するには、上図の「新しいアウトラインの定義…」を選択します。

【補足】
リストを作りたいのになんで「新しいアウトライン」なんだ?という疑問が湧きますが、リストの各レベルに設定する番号をアウトライン番号って呼ぶみたいなので、そうなっているんだと思います。

1.リストのレベル1設定(見出しスタイルとの紐付け)

すると以下のような画面が開きますので、まずレベル1を設定します。
ここでは表示形式「1.」は変えず、青枠部分との紐付けをしたかったので、「レベルと対応付ける見出しスタイル:」で「見出し1」を選択します。

そして「OK」ボタンを押すと、以下のように「見出しスタイル」の表示が変わりました!(頭に1がついてますね。)

2.リストのレベル2設定(表示形式の変更と紐付け)

つづいてレベル2を設定します。
ここでは、見出しスタイルとの紐付け以外に表示形式を「1.1」から「1-1」に変えたかったので、以下の2箇所の赤枠部分を修正しています。

そして「OK」ボタンを押すと、見出しスタイルの青枠部分が以下のように変わりました。

3.リストのレベル3設定(表示形式の変更と紐付け)

同様にレベル3も設定します。表示形式を「1.1.1」から「ア)」に変えて、見出しスタイル「見出し3」との紐付けを行います。

すると以下のように見出しスタイルが変わって、、、、ません!でも、あとからなんとかできるので、このまま放っておきます。(汗

見出し部分にスタイルを適用

1.レベル1〜2の適用

ここまで来たら、あとは各見出しスタイルを適用したい行を選択①して、見出しスタイルをクリック②するだけで、以下の通りになります。

画面左側をみると、見出しマップも綺麗に表示されていることがわかりますね。

2.レベル3の適用

問題は先ほど「見出し3」と紐づかなかったレベル3の適用です。

この状況に陥った場合、まず、レベル3にしたい行を選択①し、まずは「見出し2」のスタイルを適用②します。
その後、すかさず「タブ」キーを押す③とレベル3のスタイルが適用されます。

以下がレベル3になった状態です。
ここで「見出しスタイル」のリスト上の「見出し3」をマウスで右クリックし、「選択箇所と一致するように見出し3を更新する」を選択します。

すると以下のとおり、「見出し3」のスタイルが先ほど設定したレベル3となり、画面左側の見出しマップも綺麗になっていることがわかります。

3.新しいリストの確認

ここまでで新しいリストが作成されているはずですので、「アウトライン」のプルダウンをクリックし、念のため確認してみます。

するとこのように「現在のリスト」のところに先ほど作成したリストが表示されているのが確認できます。

以上が「新しいアウトラインの定義」を使った新しいリストの作成方法になります。

なかなかWordは癖があって大変ですが、「新しいアウトラインの定義」は使いこなせるとかなり便利な機能ですので、是非チャレンジしてみてください。

Office 365 SoloのExcelで稲妻線の作成(その1:とりあえず直線を描画)

前回のブログのとおり、条件付き書式を使うことでガントチャートのベースを作成することができました。

http://k2-ornata.com/office-365-soloexcel-part2/

ただ、できればよくある稲妻線をガントチャートに追加してみたいと思っています。

しかし、おそらく稲妻線はExcelのオブジェクトを使わざるを得ないだろうと思い、マクロをまったく使ったことがない私が1から作成してみることにしました。

そもそもどこにマクロを書くのか?

Macの場合、Windowsと異なり、[ツール]-[マクロ]-[Visual Basic Editor]からマクロを記述していくことになるみたいです。

すると、以下のようにVisual Basic Editorのウィンドウが表示されます。

その後、再度[ツール]から[マクロ…]を選びます

すると、マクロを新規作成する画面がポップアップで出てきますので、今回は「inazuma」という名前で作成します。

その後、[作成]ボタンを押すとマクロを入力する画面が表示されますので、ここに書いていきます。

マクロを記述する

いきなりですが、今回記述したコードは以下の通りです。

 1 Sub inazuma()
 2    Dim progress As Shape
 3    Dim sx As Single
 4    Dim sy As Single
 5    Dim ex As Single
 6    Dim ey As Single
 7    Dim ffb As FreeformBuilder
 8     
 9    sx = ActiveSheet.Cells(4, 7).Left
10    sy = ActiveSheet.Cells(4, 7).Top
11    ex = sx
12    ey = ActiveSheet.Cells(13, 7).Top
13
14    Set ffb = ActiveSheet.Shapes.BuildFreeform(msoEditingCorner, sx, sy)
15    ffb.AddNodes msoSegmentLine, msoEditingCorner, ex, ey
16    Set progress = ffb.ConvertToShape
17
18    With progress.Line
19        .DashStyle = msoLineSolid
20        .Weight = 2
21        .ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
22    End With
23 End Sub
    

さっくり内容を説明すると各コードの意味は以下の通りです。

【解説】
2〜7行目・・・各変数の型の定義
9〜12行目・・・稲妻線の開始(sx,sy)と終了(ex, ey)の場所を設定
14行目・・・図形オブジェクトの開始点を設定
15行目・・・図形オブジェクトの終了点を設定
16行目・・・図形を描画
18〜22行目・・・図形オブジェクトのスタイル、太さ、色を設定

実際にVisual Basic Editorに書き込んだイメージは以下の通りです。

コードを書き込んだら、上のツールバーにある緑色の右向き三角▶︎を押しましょう。このマクロが実行されます。

とくにコードにエラーがなければ何も起こりませんが、実際には裏でExcelに図形が描画されています。

このあと、OSのツールバーから[Excel]-[終了してMicrosoft Excelへ戻る]を選択します。

すると以下のとおり、カレンダーの一番左端に赤い線が引かれてることが確認できます。

実際には、今日の日付に合わせて赤い線の位置を調整する必要がありますが、それはまた次回とさせてください。

Office 365 SoloのExcelでガントチャートの作成(その1:予定線のみ)

Excelでガントチャートを作成しようと思い立ち、OfficeオンラインのExcelを起動したところ、インストール型のExcelで使えていた「条件付き書式」の一部機能が使えないということがわかりました。

そこで、1ヶ月無料で利用可能なOffice 365 SoloをMacにダウンロード&インストールして、どこまで使えるか試してみました。

「条件付き書式」について

ちなみにOfficeオンラインのExcelの「条件付き書式」のメニューは以下のようになっています。

一方で、インストール型のOffice 365 Soloについては以下の通りです。

このように比較すると、Office 365 Soloの下から3番目にある「新しいルール…」がOffice オンラインには無いことがわかります。

ちなみに「新しいルール…」を開いてみると、以下のように「クラシック」など5種類のスタイルが使えるようになっています。

またさらに「クラシック」スタイルの中の詳しく見てみると、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」など5種類の書式設定が選択できることがわかります。

今回はこの「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をつかって、ガントチャートを簡単に作成してみます。

ガントチャートの作成

1.ベースとなる表を作成

以下の要領で、タスク、開始日、終了日、カレンダーなどを組み込んだ表を作成します。

■ポイント
開始日(C列)、終了日(D列)とカレンダー部分(G3〜T3)部分は、セルの書式設定を「日付」にしておきます。※「条件付き書式」で比較する為。

2.ガントチャートを表示部分を選択

ガントチャートを表示する部分(カレンダーの下、G4〜T12)をマウスで選択します。

3.条件付き書式設定

「条件付き書式設定」から「クラシック」スタイルの「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、

以下の数式を入力します。

=AND(G$3>=$C4,G$3<=$D4)
注意:”>=”を”=>”とイコールを先にしてしまうと書式がおかしいと怒られます。かならず”>”もしくは”<“を先に書きましょう。

■解説
=AND()・・・()内の2つの条件の両方に合致する場合、書式の設定を実行
G$3>=$C4・・・G3の日付(11/2)がC4(11/2)以上かどうか
G$3<=$D4・・・G3の日付(11/2)がD4(11/2)以下かどうか
結局、カレンダー(G3)の日付が開始日(C4)と終了日(D4)の間にあれば書式設定を実施します。

■ポイント
G$3のように”$”が3の前についている理由ですが、”$”を書いておくと、計算式を他のセルにマウスのドラッグでコピーした場合もその後ろの数字やアルファベットが固定されます。
したがって、セルの位置が変化しても、常に3行目の日付とC列の開始日、D列の終了日を比較しつづけることができます。

4.ガントチャートの完成

以上の3ステップで簡単にガントチャートを作成することが可能になります。

なお、今回はカレンダーの日付を一週間単位としましたが、一日単位にすればより細かなガントチャートが作成できます。

また、進捗度の部分もExcelの機能を利用すれば視覚的に進捗が分かり易いガントチャートを簡単に作成することができますので、自分で作ってみようという方はいろいろアレンジしてみてください。

Excelでガントチャートを簡単作成

プロジェクト管理をガントチャートをつかってやりたいけど、Redmine のようなサーバが社内にない、または立てられないということで困っていませんか?

私が以前勤めていた会社では、社内にRedmineがあったのでそれでスケジュールを管理していました。Redmine ではタスクと開始日、終了日などを入力するだけで簡単にガントチャートが作成できたのですが、いまの会社ではそれがなく、勝手にサーバを建てられるわけでもないため、どうしようかと考えました。

一方でExcelなら社内のだれとでも共有できて汎用性も高いんだけど、普段の運用(メンテ)が大変だよねと考えていたところ、最近のExcelにはさまざまなテンプレートが最初からついていたのを思い出し、ガントチャートで検索してみたところ、やはりありました!ということでここでご紹介しておきたいと思います。

Excelには数種類のガントチャートテンプレートが存在

以下はクラウド上のOfficeでガントチャートを探した例ですが、ここにはパッとみただけでも2種類のガントチャートが含まれていました。

この中から左上のガントチャートを選んだ場合の例がこちらです。

大抵の場合、ガントチャートの開始日とそれぞれのタスクに対する担当者と開始日、終了日を入れるだけでガントチャートを作成できるようになっています。

また、タスクの入力行が足りなくなった場合は、行挿入で追加できたり、一画面での表示期間もコピペで追加できるようになっています。

実際に私が利用しているのは、会社のPCにインストールされているOfficeですが、その場合にはもっと多くのガントチャートがあります。
上記のガントチャートの場合、進捗度のグラフが日付のすぐ横にでていますが、スケジュールのグラフ(右側の横棒グラフ)自体を進捗度で灰色に塗りつぶしてくれるものなんかもあり、それを使ってみています。

使い方のヘルプもインターネットで確認可能

ガントチャートの使い方が簡単にExcel内のシートに記載してありますが、いろいろカスタマイズしたくなった場合は、オンラインでヘルプを提供しているものもあります。(私が会社でつかっているガントチャートにはそれがあり、タスクや期間の増やし方が書いてありました。)

ガントチャートをプロジェクトを管理したいとおもっている方は、ぜひ、Excelのテンプレートを活用してみてください。
ガントチャート以外にもいろんな種類のものが提供されているので、ほかにも使えるものがいろいろみつかるかもしれませんよ。