Slackからメール送信をさせてみた

前回、Jiraで登録された課題をSlackに通知する設定を行いました。

http://k2-ornata.com/jira-slack_connetion/

ただし、Slackをずっと見続けているわけではないですし、メールを使ってその後の処理を自動化したいといった思いもあり、Slackの全ての新規メッセージをメール通知する設定を行なってみました。

デフォルトのメール通知は限定的

メール通知の設定を変えるにはSlack(ブラウザ)の右肩のプロフィーフ画像をクリックして、「環境設定」を表示させます。

Slack – プロフィール画像

環境設定のポップアップ画面が表示されますので、左ペインの「通知」を選択し、まずは「通知のタイミング」を設定します。

1.通知のタイミング

デフォルトでは「ダイレクトメッセージ&メンション&キーワード」となっていますので、すべてをメール通知させたい場合は、「すべての新規メッセージ」を選択します。

Jira – 通知設定

次に画面を下にスクロールさせて「デスクトップでアクティブでない場合」のプルダウンを選択します。

2.利用者のアクティブ状況による通知設定

通常は「非アクティブの状態になったらすぐ」に設定されていますが、常に新規メッセージを通知したい場合は、「アクティブ状態でもモバイル通知をすぐに受け取る」を選択しておきます。

Jira – 通知設定

実際にメールが送信されるか試してみる

一つ注意点がありますが、メール送信はメッセージを追加した本人のメールアドレスには届かないようです。

したがって、このテストをするにはSlack参加メンバーが2名以上(2アカウント以上)必要です。

まずはどちらかのアカウントで、Slackに新しいメッセージ「アラート004〜006」を登録します。(実際にはJiraにて新規に作成した課題が「アラート004〜006」として登録されている。)

Slackでの新規メッセージ追加

するともう一方のアカウントのメールアドレスに、最後のメッセージ「アラート006」が登録された9:24から13分後の9:37に以下のとおり3つのメッセージがまとめて送信されてきました。

Slackからのメール通知内容

すべてのメッセージをリアルタイムでメール送信してくれる機能もあると良さそうですが、システム的な負荷やメール爆弾になってしまうことも考えると、これが限界なのかもしれませんね。

JiraとSlackを連携させてみた

課題管理ツール Jira とチャットツール Slack はどちらも無料で利用を開始することができるので、Jira で登録した課題がSlackに自動通知されるか確認してみました。

なお、あらかじめJiraとSlackのアカウントは作成しています。

JiraからSlack への接続設定

Jiraの「プロジェクト」メニューを確認すると、左ペインの一番下に、「Slack integration」という項目があるので、それをクリックします。

Jira

その後、「Connect to Slack」ボタンを押します。

あらかじめSlackのアカウントがJiraと同じメールアドレスで作成されていれば、自動的に自分のSlackを探しだしてくれます。

Jira connect to slack

上の画面で「許可する」のボタンを押すと、Slackのどのワークスペースやチャンネルに接続するか聞かれますので、それらを設定した後、「Connect project」を押します。

Jira

これで、拍子抜けするほど簡単に接続が完了します。
Slack側を確認すると、JiraがSlackに接続(参加)していることが確認できました。

Slack

課題の連携確認

JiraとSlackが接続されたので、Jiraに新しく課題が登録されたときに、Slackへ連携されるか確認してみます。

Jiraのトップ画面から「作成」ボタンを押すと、ポップアップで課題を作成する画面が表示されます。

Jira – 課題作成

この画面で「プロジェクト」「課題タイプ」「要約」などを入力し「作成」ボタンを押すと、Jira 上に新しい課題が作成されます。

Jira

この後、Slackの画面を見てみると、Jira で作成した新しい課題「アラート001」が登録されていることが確認できました。

Slack

このように、Jira と Slack は非常に簡単に連携できるようにセットアップされていますので、もしJiraを利用する機会があれば、Slack と連携させてみるとより効率的に課題に取り組むことができるようになると思います。