OpenCTIとVirusTotal、Shodanを連携させてみた

前回、OpenCTIを構築し、MISPと連携するところまで実施しました。

http://k2-ornata.com/opencti_misp_connection/

そこで今回はさらに、VirusTotalとShodanを連携させてみて、OpenCTIから確認できる情報がどうかわるか確認してみました。

1.VirusTotalコネクタのインストール

MISPの時と同様に GitHubの以下のサイトから VirusTotalのdocker-compose.yml をコピーし、OpenCTIのdocker-compose.ymlに埋め込みます。

OpenCTI-Platform /connectors
https://github.com/OpenCTI-Platform/connectors/tree/master/internal-enrichment/virustotal

そして以下のコマンドを実行します。

 docker-compose up -d --build

すると以下の通り既存のコネクタを含めたアップデートとインストールが行われます。

docker-composeの更新

このあとOpenCTIのコンソールを見ると、VirusTotalが追加されていることが確認できました。

OpenCTIコンソール

shodanのコネクタについても同様の手順で行います。

2.インディケータのエンリッチメント

VirusTotalとShodanをインストールしたら、IoCを表示する画面の右端になる「エンリッチメント」のボタンを押してみました。

OpenCTIコンソール

すると右側からウィンドウがせり出してきて、VirusTotal とShodanの連携情報が表示されるようになっていました。(IoCによって出たり出なかったりするようですが。)

OpenCTIコンソール

しかしながら、それ以外の変化が見つけられなかったので、あとでもう少し調べてみようと思っています。

また今後は、cve や Miter ATT&CK とも連携させて、どんな情報が得られるようになるのか確認したいと思っています。

<参考情報>

以下のYoutubeでOpenCTIの操作方法が説明されていますので、OpenCTIでざっくりどんなことができるか知りたい人は参考になると思います。

Introduction to the OpenCTI platform(Filigran)

Splunk Addon BuilderでSplunk からShodanのREST API にアクセスするAddonを作ってみた

Splunkbase に Shodan へのアクセスする為にaddon がなかったので、インターネットの情報を見ながら Splunk Addon Builder を使って作ってみました。

REST APIへのアクセスし定期的にデータを取ってくるだけであれば30分くらいで作成できたので共有しておきます。

1.新しいAddonの作成

Splunk Addon Builderの画面から「New Add-on」を選択します。

Splunk Addon Builder

すると以下の画面が表示されるので、「Configure Data Collection」を選択します。

Splunk Addon Builder

次にAddonの名前を決めます。

Splunk Addon Builder

そしてデータのインプット方法を聞かれるので左端の「REST API」を選択します。

Splunk Addon Builder

次に、sourcetypeなどを設定していきます。

Splunk Addon Builder

そして、REST APIでどんな情報をサーバに投げてデータをGETするかを設定します。

ここではサンプルとして2つ記載しておきます。

(1)指定したIPアドレスの情報を取得するサンプル

https://api.shodan.io/shodan/host/8.8.8.8?key=(API Kye)
Splunk Addon Builder

(2)ポート22が空いている日本のドメイントップ100を取得する場合

https://api.shodan.io/shodan/host/count?key=(API Key)&query=port:22 country:JP&facets=domain:100
Splunk Addon Builder

「テスト」ボタンでデータが正しく取得できることを確認したが、「保存」ボタンを押します。

この後、Splunkの再起動を手動で行う必要がありますので注意してください。

ちなみに私の環境(Mac)では以下のコマンドでSplunkの再起動を行いました。

/Applications/Splunk/bin/splunk restart

2.新しいインプットの作成

「Create New Input」ボタンを押し、入力の名前やデータ取得間隔をあらためて設定します。(なぜあらためて入力させているのかは不明。。。)

Splunk Addon Builder

3.サーチの実行

すると指定した間隔でデータを取得してくれるので、トップのメニューバーから「サーチ」を選択し、以下のようなサーチ文を入力します。

sourcetype="shodan-ssh"
| table facets.domain{}.value, facets.domain{}.count

すると定期的に取得したデータを元に以下のような検索結果を表示してくれます。

Splunk 新規サーチ画面

参考サイト:

・SplunkのAdd-on Builderで自前のアドオンを作成してみる(REST API編)-クラスメソッド株式会社-(https://dev.classmethod.jp/articles/splunk-add-on-builder-rest-api/)
・Shodan API Reference – Shodan- (https://developer.shodan.io/api)