Macを量販店で購入する前に考えておくこと

iMacを購入した時に、量販店の店員さんから以下の3つを勧められました。
20万円の買い物を決めた後であり、また店員さんから強く勧められて(この辺りの店員さんの説明はうまい)結構悩みましたので、そのときのことを書いておきます。

1.ウィルス対策ソフト
2.フィルム貼り
3.延長保証(3年)

それぞれについて考えてみた結果は以下のとおりです。

1.ウィルス対策ソフト

最近の報告では、マルウェアの数についていうと、MacがWindowsを超えたというニュースもあり、必要な対策だと考えています。
Windowsについては、最近ではOS自身にウィルス対策ソフトが組み込まれており、無料ながら非常に評判がよいものが入っています。

一方、Macについては、基本的に信頼しているサイトからダウンロードされたものや、信頼できるベンダーが作成したものしか実行できないようになっていますが、それが必ずしも安全というわけではないですし、この設定をやむをえず変えなければならない場合があります。

なお、変え方については、以下のページを見てください。

http://k2-ornata.com/instantwp-error-on-mac/

また、Macの場合、近頃のWindowsと違って、ウィルス対策ソフトがOSに最初から組み込まれていないので、心配であればウィルス対策ソフトを別途導入する必要があります。

なおその際に、どのウィルス対策ソフトを導入するかはよく考えましょう。

私の場合は、すでに既存のPCが壊れかけたおり、取り急ぎMacをつかってみたかったので、店員さんに勧められたトレンドマイクロを買ってしまいました(Macと一緒に買えば安く買えると言われました。)。

しかしながら、Macにもいろいろなベンダーからウィルス対策ソフトが提供されているようです。

2021.1.11 追記
約10ヶ月程度、トレンドマイクロのウィルス対策ソフトを利用してきましたが、いまのところ大きな不具合もなく、順調に動作しております。

2.フィルム貼り

これについては、店員さんにMacのRetinaディスプレイは日焼けするといわれて、不安になって買ってしまいましたが、もしかしたら不要だったかもしれません。

理由は、Retinaと日焼けでググってもそういった記事はあまりみつからないこと、そして、私が買ったのはiMacで基本的に屋内でしか利用しないからです。

なお、27インチのディプレイに張るフィルムの価格は約10,000円と高額で、自分できれいに張り付ける自身はなかったので、それもお願いしたら3,000円くらいとられました。(そのときは特別安く貼ってくれると店員さんが言っていたので、もしかしたら今は料金がもっと高いかもしれません。)

2021.1.11追記
10ヶ月程度たった時点での使用感ですが、フィルムが表面にはってあるというのは少し安心感がありますね。(たとえば、メモリを増設するときにディスプレイを寝かせるときとか。)

ただ、どうせ貼るなら反射を抑えるフィルム(があれば)の方がよかったかなとも思っています。(Retina自体の美しさは少し損なわれるかもしれませんが。)

3.延長保証(3年)

保証については、そもそもメーカの保証が1年ついているのところを、3年にできるという話でした。まあ確かに長い方がいいとは思いますが、初期不良がでるなら最初の1年でしょう。

また自分の場合、丁度すこし前に、今住んでいるアパートの火災保険を更新したばかりだったのですが、その内容を確認したときに、誤って大型のディスプレイ等を落として壊してしまった場合にも保証されると書かれているのを記憶しており、不要と判断しました。

なお、店員さんからは購入後30日くらいの間であれば加入できるとも聞いていたので、今、自分が加入している保険の内容を見直してから考えてもよいとおもいます。

2021.1.11追記
いまのところ、特に不具合らしきものは出ていません。
ただ、メモリを増設した直後、OSが起動せず冷やっとしましたので、そういった作業は保証のあるうちにやっておいた方がいいかもしれません。

Macを量販店が扱うメリット

こういったものを勧められるのは量販店の好意の部分もあるでしょうが、おそらくiMacを売っただけではあまり量販店の利益にはならないからだと思います。

だからその周辺のもので利益を増やそうとしているのではないかと邪推おります。
そうおもうと、Macのスペースのわりに店員さんがすくないのも納得がいきます。
お客さんを呼び込むにはMacの展示は必要ですからね。

Macを量販店で購入する場合の注意点

先日、Windows PCの調子が悪くなってきたので、それを契機にMacを購入しました。

購入する前はMacに関する本を読んだり、Webサイトをみたりして、標準構成からメモリやディスクをカスタマイズすることを考えていましたが、実際に店頭に行って店員さんに話を聞くとカスタマイズする場合にはいろいろ問題があることが分かりました。

カスタマイズするならAppleで買った方が良い

結論から言うと、Macをカスタマイズして購入する場合、Appleで直接購入した方がよいと思います。その理由は以下の通りです。

量販店で購入するとポイントが付かない

これは量販店には標準構成のMacしか置いていなく、量販店からAppleにカスタマイズしたMacを手配する必要があるからだと思われます。

例えばビッグカメラで標準構成のMac(例えば198,000円)を買うと5%(残念ながら10%ではない)の約11.000円相当のポイントがつきますが、量販店経由でAppleにカスタマイズを頼むとこれが全く付きません。これなら量販店で買う意味がありません。

納期未定になる(Appleで買うより遅くなる)

店員さんに聞いたところ、納期は未定でかなりかかるとおもわれるということでした。

これもやはり量販店からAppleに注文をかける必要がある為だと思います。Appleに直接注文した方がかなり早いらしいです。自分は今のPCが壊れかけていてすぐにほしかったので、これは待てないと思いました。

とはいえ、Appleで購入する前に量販店に行って話を聞いてみる価値はある

そうはいっても量販店の店頭に行ってみると良いこともあります。

まず、Macの良さを再認識できました。
Macを先に見たあと、WindowsのPCを見ていたが、やはりMacのデザインの良さにはかなわないと思いました。とくにデスクトップのPCはまったく出来が違います。

また、お願いすれば、Macの再起動もしてくれます。
自分は標準構成のMacがHDDやFusion Driveなので、SSD に変えたいとおもっていました。実際、店頭に置いてあったHDDのiMacのPCを再起動してもらったところ、とても遅いことがわかりました。

ただ、店頭のiMacにはOSを再起動すると初期の状態に復元するソフトが入っているらしく、それがかなり起動を遅くしているようでした。

最終的にFusion DriveのiMacを購入しましたが、約5年前に購入したSSDのWindows10と比べても起動は早く(電源ボタンを押してから、12秒くらい)、ログイン後はサクサク動いています。

ブラウザを使うだけなら8GBで十分だと思います。
PhotoShopなどを使うなら16GBくらいあったほうが良いみたいですが。