Google AdSense のPINがなかなか届かなかった件

Google AdSenseをやっていて収益が1,000円を超えたあたりで、Googleから住所を確認する為にPINを郵便で送りますという連絡がきます。

Google AdSenseの住所確認通知

この対応をしないと収益が8,000円を超えても支払ってもらえないばかりか、広告配信まで停止される可能性があるようです。

PINが1ヶ月過ぎても届かない

そこで今か今かと待ちわびていましたが、1ヶ月過ぎてもいっこうに届きません。

Googleの説明では届くまで2〜4週間かかるとありましたが、流石に遅いということで、Google AdSense に登録した住所を確認してみました。

すると、私が住んでいるアパートの名前までは書いていたのですが、部屋の番号が書かれていないことが判明しました。

必要もないのに住所をすべて記載するのは躊躇される方もいると思いますが、Google AdSense では広告収入の支払いに影響してくるので、最初から正確に記載しておいた方が良いようです。

住所を修正し、再送依頼

そこで、Google AdSense のサイトから住所を修正し、PINの再送を依頼しました。

なおPINの再送をWebから依頼すると、その時に登録されている住所ですぐに再送処理が始まるようなので、以下の順番で実施する必要がありそうです。

■PIN再送依頼手順
1.Google AdSense のサイトから住所を修正
2.同サイトにてPINの再送依頼

とりあえずPINの再送依頼をした後で住所を変更しておこう、と考えてしまうと、また届かない可能性があります。

再送依頼後、2週間程度で到着

再送依頼をすると、今度は2週間かからないくらいでPINが到着しました!

どんな封筒でくるのかと思っていましたが、私のところに来たのは以下のような感じで、横22cm×縦14cmくらいの小さめの封筒(というか袋とじ)でした。

Google AdSense からの郵便(表)

また裏面はばっちりGoogle AdSense のマークが入っているので、届いたらすぐにわかると思います。

Google AdSense からの郵便(裏)

なお封筒の表(ぼかした部分)には、「届かなかったらマレーシアまで送り返して」と書かれていますので、私の最初の郵便はマレーシアに帰ってしまったのでしょうね。

PINを入力し、住所確認完了

そして郵便を開くと、大きく青い文字で6桁のPINが書かれていますので、それをGoogle AdSense のサイトから入力すると、以下の通り住所確認が完了します。

Google AdSense でPINを入力した結果

なお、PIN入力直後は、最初の画像に出ていたピンクの警告が残っていますが、翌日再度確認したところ、消えていました。

さあ、あとは8,000円を目指して日々頑張るだけですね。

トイレのタンクから便器へ水漏れしていたので、フロートバルブを交換してみた

私の住んでいるアパートはおそらく築30年くらい経っていて、水回りのいろいろな箇所の修理が必要となってきています。

そんな中、上下水道代がどうも高いんじゃないかということで原因をいろいろ探っているのですが、その候補として上がっていたのが、水洗トイレのタンクからちょろちょろと流れ続けている水漏れでした。

そこで思い切って自分で修理しようと考えたのですが、原因としては主に以下の2つが考えられる状況でした。

・ボールタップ(浮き球)の破損
・フロートバルブ(ゴム栓)の劣化

まずボールタップの見てみたのですが、特に浮き球が破損している様子はなくちゃんと水に浮いているようでした。(ただし浮き球から伸びている棒の付け根の部分がガタガタと緩んでいて斜めに傾いているようではありましたが。)

また、タンクの中で縦に伸びている管(オーバーフロー菅)とタンク内の水位の関係をみてみると、水位はオーバーフロー菅の先端から1〜2センチ下となっており、水がタンクに入り続けて溢れているわけではなさそうでした。

そこで、水漏れの原因をフロートバルブ(ゴム栓)の劣化と考え、交換してみることにしました。

TOTOなら30年くらい前の部品も変わらず売っている

さきほど書いたように私の住んでいるアパートは築30年くらい経過しており、トイレもそのころに設置されたもののハズなのでマニュアルも残っておらず、部品があるか心配していました。

しかし、消えかかっていたトイレタンクの品番が「S517B」であることをなんとか読み取り、インターネットで調べてみたところ、フロートバブルの品番が「THY416R」であることがわかりました。

詳しくは以下のサイトで「S517B」で検索すると確認できます。(2022.3.21現在)

COM-ET 修理施工ナビ
https://search.toto.jp/contents/navi/

さらに、まだその部品がAmazonで売られていることも発見しました。

他の人もレビューで書いていましたが、さすがTOTOさんですね!

フロートバブル(THY416R)

フロートバルブの交換自体は以外と簡単

Amazonのサイトにフロートバルブの交換をした人の書き込みがいくつかあり、中には、元々付いているフロートバルブを交換するのに非常に苦労した人がいました。

おそらく部品によっては劣化で2本飛び出た腕の部分がかなり硬くなっており、特にタンクの壁面に近い側の腕を外すのに苦労されているようでした。

しかし、我が家の場合はそこまで硬くなっておらず、意外にすんなり取り外すことができました。

フロートバルブを取り外した状態

また新しい部品の方はというと非常に柔軟性があるので、簡単に取り付けることができました。

なお、部品を交換する前に水を止めてタンクの中の水を全部抜いておくことを忘れないようにしましょう。
(ちなみに我が家のトイレタンクの側にある止水栓は古くなっており、時計回りに回しても水が止まらず、部屋全体の水の元栓から止める必要がありました。)

また古いフロートバルブは非常に汚れいているので、ゴム(ビニール)手袋も必須ですね。

取り外した後、元々付いていたフロートバルブを見てみたのですが、上の写真の穴に長年ぴったりくっついていたせいか下の写真のように歪んでおり、これが水漏れの原因になっていたようです。

フロートバルブ(元々付いていたもの)

交換後は水漏れがピタリと停止

新しい部品を触った時のゴムの柔軟性はかなりのものだったので交換する前から期待はしていたのですが、実際に交換してみたところ、その効果はてきめんでした。

いままで便器の底の水が常にわずかですが波打ち続けていたのですが、交換した途端、水漏れがなくなり、波がまったくたたなくなりました。

フロートバルブ交換後

うーん、こんなに違うんだったら早く変えればよかったかも。

次の上下水道代がどれくらい減っているか(それともあまりかわらないのか)期待しながらまってみたいと思います。

「相続仮面」でそのうちかならず発生する相続対策

いつも愛読させていただいている竹内謙礼さんの本ですが、今回は2018年に文庫化されていた「相続仮面(PHP文庫)」を読んでみました。

相続仮面(PHP文庫)

ビジネス戦略ノベルシリーズというと一見硬い内容に思われますが、実際に読んでみるといつもどおり非常に読みやすく、かつビジネスや実生活に役立つ内容となっております。

私の両親も80歳を超えまだ健在ですが、亡くなった時に家族でもめないように、ちゃんと考えておかないといけないなあと思わせられる一冊になっております。

ここではこの本を読んで印象に残ったことをまとめておきます。

1.相続税の考え方について

相続税は亡くなった人から相続するお金や物にかかる税金、という漠然とした認識しかありませんでした。

しかしながら、この本を読むことにより、

・相続の対象となる範囲(亡くなる前にもらったお金も対象になることがある!)
・相続税の対象となる物の価値(=金額に換算するといくらになるか)
・相続する人による税率の変化やざまざまな減税措置

などを知ることができます。

特に相続の対象となる範囲について、生前に亡くなった人からもらったお金が相続金に含まれるというのは、ちょっとびっくりしました。

例えば、自分が5000万円相続することになったとしても、生前に学費の支援などで1000万円贈与されていたとすると、相続の際に4000万円しかもらえないといことです。(さらにそこから相続税がかかるので、実際にはもっとすくなるなるらしいですが。)

2.遺言状の効果について

もし無くなった人が遺言状を残しており、誰にいくら相続したいとはっきり書いてあれば、それがそのまま適用されると考えておりましたが、実際には違うようです。

残された人の立場によって、主張すれば最低限もらえる相続の割合が決まっており、遺言に自分の名前がかかれていないからといって、全く諦める必要はないようです。

また、遺言状のレベルにも2つくらいあって、誰もがドラマなどで見聞きするような自筆の遺言状以外に公的な遺言状もあるらしいです。

3.相続をしたくない場合

普通、誰もがお金がもらえるのであれば相続を断ることはないと思いがちですが、

・相続を物でもらったので相続税がお金で払えない
・無くなった人に多額の借金があり、相続するとその借金まで引き取ってしまう

といった理由により相続をやめたい場合があるようです。

その場合には、亡くなってから3ヶ月以内に相続しない旨を申請しないと、自動的に相続したことになるらしいです。

ここまではプライベートでの相続の話を中心に感想を書いてきましたが、ビジネスによける株式の相続などについても触れられており、会社を経営されているひとにも相続を考えるきっかけになる良い本だと思います。

個人的には、相続仮面まわりの全体的なストーリーの流れについては、他の竹内さんの本に比べると難があるかなあとは思いましたが、いつもどおり勉強になり、みなさんにお勧めしたい本ですね。

ヘッダーfromをなりすましたメールを検知する方法を調べてみた

最近、Emotetが復活し、いろいろな企業から感染報告が上がっているなーと思い、こういったなりすましメールを簡単に検知できる方法がないのか少し調べてみました。

とりあえず思いついたのは、ヘッダーfromは簡単に書き換えられてしまうということなので、偽装が難しいエンベローブfromと突き合わせればいいんじゃないか、ということでした。

エンベローブfromとヘッダーfromの違い

エンベローブfromとヘッダーfromの違いについては以下のサイトで詳しく説明されていますが、簡単に言うと、

・エンベローブfrom・・・郵便物の封筒に書かれている差出人名
・ヘッダーfrom・・・封筒の中にある便箋にかかれている差出人名

となるようです。

<参考サイト>
「エンベロープFrom」と「ヘッダFrom」の違いとは?(ベアメール )
https://baremail.jp/blog/2021/05/25/1377/?utm_source=pocket_mylist

受信メールからエンベローブfromが確認できるのか

違いがわかったところで次に疑問におもったのが、エンベローブfromって受信メールのどこに書いてあるのかということです。

この点についても上記のベアメール のサイトに書かれていますが、エンベローブについては、残念ながら最後のメールサーバで削除されてしまうようです。
(最後のメールサーバがわざわざ封筒から便箋を取り出してくれるみたいですね。)

ただし、この時にメールサーバでエンベローブfromの値をヘッダのReturn-Path:に転記してくれるようですので、結論としては、受信メールを見るだけで確認できるようです。

Emotetのなりすましは検知がむずかしい

なんだ、じゃあなりすましメールの代表格であるEmotetのメールも簡単に見つけられるんじゃないの?と思いましたが

このEmotet自体は、

・感染した企業のメールサーバを使って社外にメールをばらまく
・フリーメールアドレスから送信する場合、ヘッダーfromのなりすましはしない

といった方式をとっているので、エンベローブfromとヘッダーfromを突き合わせても意味がない(なりすましメールかどうか判断できない)ようです。

Emotetがこのような方式をとっている理由としては、最近、企業にDMARKというなりすましメールを検知する方法が普及してきたからではないかと思われます。

DMARKはSPFやDKIMの結果によりメールの処理を変えるだけではない

いままで私は、DMARKの機能について、

・SPFやDKIMのチェック結果によってメールのフィルタリングを変える
・正しい送信元にレポートを送る

といったような管理機能だけが備わっていると考えていました。

しかしながら、よくよく調べてみると上記以外にも、ヘッダーfromの詐称がおこなわれていないか確認する機能があるようです。
具体的には、

・SPFと連携する場合には、エンベローブfromとの突き合わせ
・DKIMと連携する場合には、Dkim-Signatureのdタグとの突き合わせ

をするらしいです。(DKIMの方はちょっと私には難解です。。。)

このあたりの詳しい話は以下のサイトにに書かれていますので、興味がある方は読んでみるといいと思います。

<参考サイト>
大きく遅れる日本のなりすましメール対策:DMARC(ProofPoint)
https://www.proofpoint.com/jp/blog/email-and-cloud-threats/Japan-lags-far-behind-in-fighting-spoofed-emails-DMARC?utm_source=pocket_mylist

メールにおけるDKIMの仕組み(Carpe Diem)
https://christina04.hatenablog.com/entry/domain-keys-identified-mail

結論

メールヘッダーfromのなりすまし対策としてDMARKを利用すれば検知できるものの、残念ながらEmotet対策としての有効打にはならないようです。

今のところ、受け取ったメールの件名や本文や見てあやしいなあと感じたら、

・メーラーに表示されているヘッダーfromを確認する
・添付ファイルは開かない
・埋め込まれているリンクはクリックしない

を徹底するしかないかなさそうですね。

なお、Emotetメールの特徴は以下のサイトに書かれていますので、一度確認しておくことをお勧めします。

<参考サイト>
「Emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについて(IPA)
https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html#L18