Mac OSにてpandocとpbpaste、pbcopyを利用して、ChatGPTの回答をコピペでいい感じに WordPressに貼り付けてみた

最近たまにChatGPTを利用することがあるのですが、そのChatGPTの回答をWordpressに貼り付けたいことってありませんか?

私は最近、それができたらいいなあとおもっていたところ、pandocというアプリケーションと Mac 標準の?pbpaste、pbcopyコマンドを利用して、比較的簡単に実現する方法を見つけたのでここに共有しておきます。

流れとしては、

1.pandocをMacにインストール
2.ChatGPTに質問し、その回答をコピー
3.コンソールで pandoc、pbpaste、pbcopyコマンドを実行
4.WordpressにてカスタムHTMLの部品を作成
5.カスタムHTMLにクリップボードの内容を貼り付け

といった感じです。

1.pandocをMacにインストール

HomebrewでMac OSに pandocをインストールしてもいいらしいのですが、私の環境ではうまくいかなかった(インストールはできたのかもしれませんが、PATHがうまく設定できず断念)したので、パッケージをダウンロードしてインストールしました。

jgm /pandoc 
https://github.com/jgm/pandoc/releases

2.ChatGPTに質問し、その回答をコピー

ChatGPTが回答すると、最後に以下のようなマークが出力されると思います。その中から左から2番目(赤枠部分)をクリックします。

そうすると、ChatGPTの回答がクリップボードに貼り付けられます。

3.コンソールで pandoc、pbpaste、pbcopyコマンドを実行

そしたら、Mac OSのコンソールから以下のコマンドを実行します。

 % pbpaste | pandoc --to=html | pbcopy

すると、自動的に クリップボードのデータがHTMLのタグ付きデータに変換されます。うーん、便利。

4.WordpressにてカスタムHTMLの部品を作成

クリップボードのHTMLのタグ付きデータを貼り付けたいので、WordPress の部品から、以下の通り「カスタムHTML」を選択します。

5.カスタムHTMLにクリップボードの内容を貼り付け

最後に、「カスタムHTML」の中にクリップボードの内容をペーストすれば完了です。

貼り付けた後、プレビュー でみてみれば完成イメージが確認できます。なお、このプレビュー は簡易的なので、実際にどう見えるかは実際に記事をアップロードして確認したほうが良いと思います。

参考サイト:

PandocのインストールとPDF生成(macOS)
https://blog.machine-powers.net/2018/07/02/install-pandoc-and-generate-pdf/#pandocのインストール
ChatGPTの回答をWordPressに整形テキストとして貼り付ける方法
https://flogics.com/wp/2024/09/chatgpt-markdown-to-wordpress/

WordPressの全記事に共通の広告を表示させる

今までWordPress のテーマとして、Twenty Sixteenを利用してきましたが、最近、ユーザインターフェイスがよりモダンな Twenty Twenty-Fourに変えてみました。

Head, Footer and Post Injectionsを導入する

ところが Twenty Twenty-Four にかえたところ、デフォルトでheader.php を編集する画面がなくなった為、WordPressのプラグイン 「Head, Footer and Post Injections」を使うことにしました。

このプラグインを使えば、ヘッダーに任意のタグを追加するだけではなく、WordPressの全記事に渡って共通の広告を表示させることができます。

WordPress プラグインHead, Footer and Post Injections

「設定」-「Head and Footer」を選択

「Head, Footer and Post Injections」を導入したら、「設定」を見てみます。すると以下の通り「Head and Footer」というメニューができています。

WordPress プラグインHead, Footer and Post Injections

Posts タブの「AFTER THE POST CONTENT」にタグを追記

「Head and Footer」を選択すると以下の画面が表示され、たくさんのタブが表示されていますが、この中から「Posts」タブを選択します。

Head, Footer and Post Injections – Posts タブ

この「Posts」タブの中の「AFTER THE POST CONTENT」に赤枠の通り広告用のタグをコピぺすると自分で書いた記事の直下に広告が表示されます。

なお、広告用のタグを<center>〜</center>で括ると、いい感じに画面の中央に広告が表示されると思います。

広告が自分の記事の直後に表示されていることを確認

最後に広告が正しく表示されていることを確認しましょう。

広告表示サンプル表示例

できれば記事にあった広告をページ毎に設定するのが効果的だとは思いますが、たくさん記事があるとなかなか難しいと思いますので、こういった方法もありなのでは無いかと思います。

WordPressでAmazonのアソシエイト・リンクを横に並べる方法

WordPressで記事を書いている際にAmazonのアソシエイト・リンクを複数貼り付けたいことがあるのですが、普通に貼り付けてしまうと縦に並んでしまいます。

そこで、横に複数並べる方法をここに書いておこうと思います。

コードエディターでの埋め込み

Amazonアソシエイトのサイトでアソシエイト・リンクを作成すると、iframeタグが作成されます。

それをWordPressのコードエディタ機能を使って貼り付けます。

コードエディタへの切り替えは、下図のようにWordPress右上の3つの点から行うことができます。

WordPressでコードエディタ選択

単純にiframeタグを貼り付けた場合

コードエディターにて以下のように単純にアソシエイト・リンクのiframeタグを貼り付けた場合、

<iframe style="width:120px;height:240px;" ・・・>
</iframe>

<iframe style="width:120px;height:240px;" ・・・>
</iframe>

このように下にどんどん並んでいってしまいます。

divタグで横ならびにする

しかしながら、以下のようにdivタグでiframeタグを囲むと

<div style="float: left; margin: 10px;">
<iframe style="width:120px;height:240px;" ・・・>
</iframe>
</div>

<div style="float: left; margin: 10px;">
<iframe style="width:120px;height:240px;" ・・・>
</iframe>
</div>

<div style="clear: both;"></div>

このように横に並べることができます。

なお、最後の行の<div style=clear: both;></div>を入れ忘れてしまうと、次に続くブロックがさらに横に並んでしまうので注意してください。

Google AdSense の広告が表示されなくなったので、WordPressにAdSenseコードを再設定してみた

一昨日あたりから突然、Google AdSenseの収益が0になり始めたので、もしやと思い、自分のWebサイトをブラウザで表示させてみたところ、広告が一切表示されなくなっていました。

そこでいろいろ原因を調べてみたところ、WordPressのheader.php からAdSenseコードが消えていることがわかりました。

以前にも同じようにAdSenseコードが消えて広告が表示されなくなっていたことがあり、今後もたまに発生しそうなので、復旧方法をここにまとめておきます。

1.header.php ファイルの<head>タグを確認

WordPressのメニューから「外観」-「テーマファイルエディター」を選択すると、以下のように右側に、テーマファイルのリストが表示されます。

その中からheader.php を選択します。

WordPressのテーマファイルエディター

すると、header.php のコードが表示されますので、<head>から</head>の間に赤点線で囲ったようにAdSenseコードが記載されているか確認します。

今回、私の場合には22〜23の<script>タグで囲まれたAdSenseコードの記載がすっぽりなくなっていました。

2.AdSense コードをコピー

AdSenseコードは Google AdSense サイトからコピーできます。

AdSense サイトの左側のメニューから「広告」-「サマリー」を開くと、以下のように「コードを取得」のリンクがあります。

Google AdSenseサイト

この「コードを取得」のリンクをクリックすると、以下のようなポップアップが表示さて、その中にAdSenseコードが書かれています。

AdSenseコード

3.AdSenseコードをWordPressにペースト

あとはこのAdSenseのコード(<script>から</script>まで)を1.で説明したWordPressのheader.php の中にペーストするだけです。

ペーストした後は「ファイルを保存」するのを忘れないでください。

ファイルを保存して1時間くらいすると、また広告表示が復活していると思います。

PHPでWordPressディレクトリのバックアップを取る方法

先日、AWSから Netowlの「スタードメイン無料サーバ」に WordPressを移行させましたが、AWSと比べると自由度が低く、いくつか出来なくなったことがあります。

http://k2-ornata.com/worddpress_move_to_netowl/

その1つとしてSSHができなくなった点があります。

AWSではSSHでサーバにログインし、wp-content ディレクトリ配下を zipコマンドでまとめて圧縮して自分のPCにダウンロードしていました。

しかし、この無料レンタルサーバでは以下のWebFTPからファイルを1つずつダウンロードするしかなさそうです。

StarServer WebFTP

そこで、特定のディレクトリ配下のファイルやディレクトリをZIPファイルにまとめるPHPを準備しました。

1.PHPプログラムの作成

PHPでは、UNIXのzipコマンドのように特定のディレクトリ配下をまとめて圧縮してくれるような便利な関数は無いようです。

なお、PHPのexec()関数などで外部のUNIXコマンドを呼び出す方法もありますが、私が利用している無料のレンタルサーバでは、それらの関数の利用が制限されているようです。(セキュリティ的には正しいと思います。)

そこで、以下のサンプルのように、特定のディレクトリ配下のファイルやディレクトリの情報を再帰的に取得し、取得した情報がファイルの場合はZIPファイルに追加、ディレクトリの場合は空ディレクトリの作成をしてあげる必要があるようです。

<?php
// 圧縮するディレクトリを指定
$dir = dirname(__FILE__). '/wp-content/';

// ZIPファイルの場所とファイル名を指定
$file = dirname(__FILE__).'/backup.zip';

// 圧縮する為のオブジェクトを生成
$zip = new ZipArchive();

// ZIPファイルを生成する為の準備(成功したら$resにtrueが返ってくる)
$res = $zip->open($file, ZipArchive::CREATE);

// $resの値がtrueなら、最初の{}内を実行
if($res){
    // $dirの長さを取得
    $baseLen = mb_strlen($dir);

    $iterator = new RecursiveIteratorIterator(
        new RecursiveDirectoryIterator(
            $dir,
            FilesystemIterator::SKIP_DOTS
            |FilesystemIterator::KEY_AS_PATHNAME
            |FilesystemIterator::CURRENT_AS_FILEINFO
        ), RecursiveIteratorIterator::SELF_FIRST
    );

    foreach($iterator as $pathname => $info){

        // mb_substr()で$pathnameの先頭から$baseLen文字目より右を切り出し
        $localpath = mb_substr($pathname, $baseLen);

        // $infoがファイルならZIPファイルに追加
        if( $info->isFile() ){
            $zip->addFile($pathname, $localpath);

        // $infoがディレクトリなら空ディレクトリをZIPファイルに作成
        } else {
            $res = $zip->addEmptyDir($localpath);
        }
    }
 
    $zip->close();
} else {
    return false;
}

?>

このサンプルプログラムを例えば、zip-sample.php という名前で wp-content の親ディレクトリ(lsコマンドを実行した時に、wp-content ディレクトリが表示される位置)に配置します。

2.PHPプログラムの実行

SSHで接続できないのにどうやってこのPHPプログラムを実行するの?と疑問に思う方もいるかもしれません(実は私も最初、疑問に思いました。)

しかし、実は簡単なことで、単純にブラウザからこのPHPプログラムにアクセスするだけです。

自分のWordPressのルートディレクトリの場所にもよりますが、大抵は、以下のURLにアクセスすれば実行できると思います。

https://(WordPressのドメイン名)/zip-sample.php

プログラムが実行している間は、ブラウザがくるくるしていると思いますが、実行が完了すると、それが止まり、PHPと同じディレクトリにbackup.zipというファイルができていると思います。

3.ZIPファイルのダウンロード

あとは作成されたZIPファイルを自分のPCにダウンロードするだけですが、記事を100記事以上書いている場合には、おそらくZIPのサイズが100M以上になっていると思います。

自分の使っている無料レンタルサーバでは、WebFTPでダウンロード可能なファイルサイズの上限が50MBまでとなっていましたのでどうしようかと思いましたが、PCのコマンドプロンプト(ターミナル)からftpコマンドを実行した場合にはその制限はかからないようで、無事にダウンロードすることができました。

ダウンロードした後、ちゃんとすべてのファイルがZIPファイルに格納されていることを確認することをお勧めします。

AWSからNetowlにWorddPressを移行する

2月末まで利用していたAWSの無償期間がきれた為、レンタルサーバにWordPressを移行することにしました。

そこで、いろいろなレンタルサーバを調べていたのですが、以下の理由からNetowlの「スタードメイン無料サーバー」を選択しました。

Netowl スタードメイン無料サーバー

スタードメイン無料サーバーの特徴は以下の通り。

1.月額のレンタルサーバ利用料が無料!
※ドメインをNetowlの「スタードメイン」で取得した場合。
2.独自SSL機能が利用できる。
3.広告表示が一切なし。

正直、この3つの特徴が揃っているサービスは、他のレンタルサーバでは見つけることができませんでした。

ただし、Netowlには「スタードメイン無料サーバー」とは別に「スターサーバーフリー」というやはり月額無料のサービス(独自SSL機能なし)があり、スターサーバーのサイトを見ると、こちらの方が見つけやすいので混乱しやすいので注意してください。

スタードメイン無料サーバー
https://www.star-domain.jp/service/free_server.php

スターサーバーフリー
https://www.star.ne.jp/free/

上記の違いについて、Netowlのサポートに問い合わせたところ、「機能的には「スタードメイン無料サーバー」が上位であり、無料独自SSLの利用も可能であるため、特に事情がなければ「スタードメイン無料サーバー」を使ってください。」とのことでした。

スタードメイン無料サーバーの申し込みと初期設定

Netowlのアカウントを作成し、「スタードメイン」でドメインを取得したら、以下の画面から「スタードメイン無料サーバー」の申し込みを行います。

上図の「お申し込み」ボタンを押すと、サーバーIDの指定と利用規約の確認を行う画面が表示されますので、必要な操作をした後、「確認画面」ボタンを押します。

この後、確認画面が表示されますので内容に間違いがないか確認後、「確定する」を押すとサーバの初期設定が完了します。

WordPressのインストール

サーバの初期設定が完了すると下図の「ドメイン管理ツール」にアクセスできるようになります。
「ドメイン管理ツール」の左メニューから「簡単インストール」を選択することでWordpressをインストールできます。

独自SSLの追加

最後に左メニューの「SSL設定」から独自SSLを設定するのも忘れないようにしましょう。

この後、2時間前後待つと、私の場合はWordPressの管理画面にアクセスできるようになりました。

AWSからAsureへのWordPress移行(その3:データのインポート)

今回は、AWSからAsureへのWordPress移行作業の最後ということで、Azure上に構築したWordPress のApp ServiceにAWS上のWordPressからエクスポートしたデータをインポートしてみたいと思います。

この際、作業手順としては以下の通りです。

1.環境ファイル(wp-content)のリストア
2.投稿記事データのインポート

なお、Azure上でのWordPress環境構築と、AWS上のWordPressからのデータ・エクスポートについてはそれぞれ以下の記事で書いていますので、参考にしてください。

http://k2-ornata.com/aws_asure_wordpress_02/
http://k2-ornata.com/wordpress-backup/

1.環境ファイル(wp-content)のリストア

AWSのWordPress環境のバックアップファイル(wp-content.zip)をAzureの機能を使ってリストアします。

AWS環境ではOS環境から構築したので、こういったOSのディレクトリ環境のバックアップはsshを利用して行っていました。
しかし、AzureではApp Serviceを利用しますので、OSのディレクトリやファイルの操作もApp Service(Webアプリ)から実施します。
(これ融通はきかないかもしれませんが、楽でした!)

1-1.高度なツールの利用

Azureにログインし、WordPressのApp Service画面から「高度なツール」を選択します。なお、この時、App Serviceはまだ停止しておいた方がよいと思います。

Azureコンソール

次に以下の画面から「移動→」をクリックします。

Azureコンソール

すると、以下のKuduコンソールが表示されますので、上部のメニューから「Debug console」のプルダウンを開き、「CMD」を選択します。

Kuduコンソール

これでsshでサーバに乗り込んだのと同じような状態になりますので、上部のディレクトリ・リストからsite¥wwwroot に下っていきます。

Kuduコンソール

1-2.バックアップデータのドロップ

最終的にD:¥home¥site¥wwwrootまで移動したら、AWSのWordPressで取得しておいたバックアップデータ(wp-content.zip)ファイルを以下の図のようにドラッグ&ドロップで解凍します。

Kuduコンソール

【注意】
この操作により、D:¥home¥site¥wwwroot 上でZIPが解凍されることになります。もし、AWSでZIPファイルを作成する時に、wp-content 配下でZIPファイルを作成していた場合、wp-content ディレクトリ配下に移動した上で解凍してください。

うまくドラッグ&ドロップできたら、以下の画面の右上のように解凍の進行状況が表示されます。

Kuduコンソール

1-3.データ取り込み確認

解凍が完了したらApp Serviceを起動し、WordPressコンソールのプラグインの画面を確認してみてください。

Azureコンソール

AWS環境に導入していたプラグインと同じものが登録されていたら、正しくデータが取り込まれています。

【注意】
この段階では、プラグインが取り込まれただけで、有効化されておらず、設定もデフォルトに戻っているはずですので、再度、設定し直す必要があります。

2.投稿記事データのインポート

投稿記事データのインポートは、AWS, Azure環境に関係なく、WordPress のコンソールから実施します。

WordPress のコンソールの「ツール」から「インポート」を選択し、表示されたインポーターリストの下から2番目にある「WordPress」をインストールし、実行してください。

【失敗談】
最初、「WordPress」 のインポーターに気がつかず、「Blogger」 がそれっぽいと思い、それを実行してWordPressのデータを取り込もうとしてしまいました。
この為、特にエラーも出ないのにデータが取り込まれないので少し悩んでしまいました。

WordPressのインポーターを実行すると以下の画面が表示されますので、AWS環境で取得しておいた、xmlファイルを選択し、インポートします。

無事インポートできたら、以下の投稿者の割り当て画面が表示されますので、設定を行って、「実行」してください。
私の場合は、AWSで2つのアカウントを使っていた為、このタイミングで1つに統一することにしました。

これで基本的には、投稿記事のインポートも完了し、AWS環境とおなじように使えるようになっていると思います。
(私の場合、一部の画像の取り込みに失敗したというエラーがでていましたが、全部失敗したわけではなさそうなので、原因をこれから確認してみたいと思います。)

ただし途中で説明しましたが、プラグインは移行されただけで有効化されておらず、設定もデフォルトに戻っていると思いますので、注意してください。
(セキュリティがゆるゆるになっているはずですので!)

AWSからAsureへのWordPress移行(その2:WordPressサイト再構築)

前回、以下の記事のとおりAzureのアカウント作成までは済ませました。

http://k2-ornata.com/aws_to_asure_wordpress/

そこで今回は、そのアカウントを利用して、Azure上に無料枠でWordPressを構築します。

AWSより簡単?!Azure上のWordPress構築

そうなんです。以前、AWS上にWordPressを構築しましたが、今回はなんだかとても簡単でした。
簡単に感じた理由は以下の3つくらいかと思います。(1回やっているせいもあるかもしれませんが。)

【AzureでWordPressの構築が簡単な理由】
1.Web操作のみで構築からログインまで可能
2.その為、構築の手順が少ない(3ステップくらい)
3.HTTPSの通信暗号も勝手にセットアップしてくれる

この記事を書きながら思ったのですが、AWSの時はインスタンス(IaaS)としてWordPress環境を作成しましたが、今回のAzureはApp Service(SaaS)として構築したからかもしれませんね。

それでは順番に構築手順を説明していきます。

1.リソースの作成

Azureのホームから「リソースの作成」を選択します。

Azure Console

すると、検索フィールドが表示されますので、そこで「wordpress」と入力するとWordPressに関連したApp Serviceや仮想環境?が表示されます。

Azure Console

今回はここから、一番左上の「WordPress」を選択します。
この後、以下のようなWordPressの設定画面が表示されますので、「アプリ名」と「データベース プロバイダー」の2箇所を設定します。

Azure Console

【注意】
今回は無料枠なので、データベース プロバイダーとして「MySQL in App」を選択していますが、ちゃんと運用する場合はこちらを選ばない方が良さそうです。

この後、「作成」ボタンを押すと約1分くらいでWordPressの作成と展開が完了し、以下のように完了の通知があります。

Azure Console

通知から「リソースに移動」を押すと、今回作成したWordPressのApp Serviceの管理画面が表示されます。

Azure Console

2.WordPressのセットアップ

App Serviceの管理画面の右上に表示されている「URL」をクリックするとWordPressのセットアップ画面にアクセスできます。

なお、単純にURLのリンクをクリックしただけだとなぜか http でアクセスしてしまってパスワードが丸見え状態になってしまいます。

WordPress via http

そこで、http をhttps に書き換えてあげると、無事に通信が暗号化されました。

WordPress via https

最初から暗号化の設定がされているのは助かりますね。

この後、言語の設定やログイン情報の設定を行うとWordPressにログイン可能になります。

WordPress Setup

3.WordPressへのログイン

以下、ログイン画面になりますので、ここから「2.WordPressのセットアップ」で設定したID/パスワードでログインできます。

WordPress Login

なお、現時点ではID/パスワード以外のセキュリティ設定が何も無いに等しいので、一旦、WordPressをとめておくことにしました。

WordPressの停止は、App Service の管理画面から「停止」を選択することで行えます。

Azure Console

無事停止すると、先ほどのWordPressのURLにアクセスした時に、以下のエラーがブラウザに表示されるようになります。

WordPress access restriction

403エラー(アクセス禁止)になっているところが面白いですね。
AWSで作成したインスタンスと異なり、AzureではApp Serviceとして動かしているからでしょうか?
また、この青色のエラー画面がMicrosoftっぽいですねー。

次回は、AWSからAzureにWordPressのデータを移行してみたいと思います。

AWSからAsureへのWordPress移行(その1:Azureアカウント作成)

昨年の2月頃にAWSの無料枠でWordPressを利用し始めたのですが、そろそろ1年が経過しそうな状況です。

そこでAzureを勉強してみたいということもあり、Azureの無料枠を作成し、WordPressを移行してみることにしました。

Azureの無料アカウント枠作成にもクレジットカード情報が必要

無料枠とは言え、AWSと同じようにクレジットカード情報は必須のようです。以下、アカウントを作成し、Azureのポータルにアクセスするまでの流れです。

1.Azureサイトにログイン

まずは、以下のサイトにアクセスし、すでに持っていればMicrosoftのアカウントでログインします。(持っていなければ、ここで新規に作成します。)

Azure(無料アカウント作成)
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/

2.アカウント情報の登録

ログインすると氏名の情報以外に電子メールアドレスや電話番号などの情報が求められますので、それらを入力し、「次へ」ボタンを押します。

Azure

2.クレジットカード情報の入力

次に、クレジットカード情報を入力し、「次へ」を押します。

Azure

3.サブスクリプション契約への同意

最後に、サブスクリプション契約などに同意し、「サインアップ」を押します。

Azure

4.アカウント設定

Azureへのサインアップをするとこれまで入力した情報でアカウントの設定が始まります。

Azure

ちなみにこの画面、何か入力しないといけないようにも見えますが、特に操作する必要はありません。
設定が完了すると自動的にダッシュボードが表示されます。

5.Azureのダッシュボードを触ってみる

アカウントの設定が完了すると以下のようなWelcome画面が出ますので、「Portalで作成」を押してみます。

Azure

すると、以下のようなポータル画面が表示されます。

Azure Portal

ちなみに、こちらはポータル画面の左上にある「ホーム」のリンクをクリックしたところです。

Azure Home

また、この時、右上の🔔マークで通知が3件きているようでしたので開いてみたところ、今のアカウントは「無料枠」であと22,500円のクレジットが残っていることが確認できました。

今回はAzureの触り部分でしたが、WordPressの作成は、上記のホーム画面から「リソースの作成」を選ぶと簡単に構築できるようですので、次回の記事までにトライしてみたいと思います。

Google Adsense コードのWordPressへの貼り付け方

Google Adsense を申し込む時にscriptコードを貼り付けるように言われますが、どこに貼り付けたらいいかすぐに分からないですよね。
そこでその貼り付け方を記載しています。

WordPressの場合、一箇所貼り付けるだけ

それではGoogle Adsense にアクセスしてから貼り付けるまでを説明します。

1.Google Adsense のホームページにアクセス

以下のサイトにアクセスすると、Google Adsense のホームページが表示されます。

https://www.google.com/intl/ja_jp/adsense/start/

ここで、「ご利用開始」ボタンを押してください。すでに Googleアカウントにログインしている場合は、お申し込み画面が表示されます。

2.Webサイトの情報などを入力

お申し込み画面から、Google Adsense を埋め込みたい自分のWebサイトのアドレスなどの入力を求められますので、それらを入力し、「保存して次へ」を選択します。

この後、支払い先情報として自分の住所の入力を求められます。それを入力するとWebサイトに埋め込むscriptコードが表示されますのでコピーしておいてください。

3.WordPressへのコード埋め込み

そしてGoogle Adsense でコピーしたコードをWordPressの画面から以下の手順で貼り付けます。

貼り付け手順
1.左ペインのメニューから「外観」を選択し、サブメニューを表示。
2.サブメニューから「テーマエディター」を選択。
3.右ペインのテーマファイルから「テーマヘッダー」を選択。
4.header.php のソースが表示されるので、<head>〜</head>の間に張り付け

4.Google Adsense サイトに戻って申請処理

scriptコードの貼り付け後、Google Adsense に戻って「サイトにコードを貼り付けました」というチェックボックスがあるので、それにチェックを入れ、「完了」をクリックします。
するとGoogle Adsense が自分のWebサイトにコードが埋め込まれているかチェックし、問題なく埋め込まれていると、以下のポップアップが表示されます。

ポップアップを閉じると、審査中のメッセージが表示されるので、数日待ちましょう。

私も今、待っている最中ですので、審査完了のメッセージが来たら、ブログを更新したいと思います。

2020.10.6追記
昨日、Googleから審査が通過した旨のメールが来ました!申請したのは週末でしたが、2日で審査が通過しました。